「カルティオって何kgまで載せていいの?」という質問はとても多いのですが、答えの「200kg」をどう読むかを知らないと、スペック内でも事故が起きます。本記事ではカルティオの耐荷重200kgの正しい意味を整理したうえで、過積載だけでなく偏荷重・高積み・斜面使用といった見落としがちなリスク、そして「自社の現場で200kgは足りるのか」までを実務目線でまとめました。
カルティオの耐荷重は何kg?
まず基本スペックを押さえます。TRUSCO公式によると、新型カルティオ MPK-780は次のとおりです。
カルティオ耐荷重の基本比較表
| 項目 | 新型カルティオ MPK-780 |
|---|---|
| 耐荷重 | 均等荷重 200kg |
| 荷台サイズ | 780 × 490mm |
| 本体質量 | 6.8kg |
| 軽量化 | 従来8.4kg → 6.8kg(1.6kg軽量化) |
| 特長 | 耐荷重200kgクラスの台車では最軽量(TRUSCO公表) |
スペックは変動する可能性があります。最新値は各商品ページでご確認ください。
新型は従来から1.6kg軽くなり、耐荷重200kgクラスでは最軽量とされています(TRUSCO公式プレスリリース)。大事なのは「200kg」という数字より、それが「均等荷重」200kgであるという点です。
「均等荷重200kg」とはどういう意味?

「均等荷重200kg」は、荷台の上に重さが均一に分散した状態で200kgまで、という意味です。逆に言えば、「どんな載せ方でも200kgなら大丈夫」を保証するものではありません。
均等荷重200kgの読み方表
| 載せ方 | イメージ | 注意点 |
|---|---|---|
| 均等に平らに載せる | ◎ 想定された使い方 | 200kg以内が目安 |
| 片側・端に寄せて載せる(偏荷重) | △ 負担が偏る | 数値以内でも不安定・破損リスク |
| 一点に集中して載せる | △ 局所に荷重集中 | 荷台や車輪に過度な負担 |
| 高く積み上げる(高積み) | △ 重心が上がる | 転倒・荷崩れリスク |
「均等荷重」は“正しく載せたときの上限”を示しているのであって、載せ方が悪ければ200kg未満でもトラブルは起こり得ます。数値だけでなく「どう載せるか」までセットで考えるのが、台車を安全に長く使うコツです。
過積載だけではない|カルティオで注意したい5つのリスク

TRUSCOの取扱説明書では安全に使うための注意が案内されています。これを5つに整理しました。
- 1. 過積載(均等荷重オーバー):200kgを超えて載せること。本体や車輪に想定以上の負担。均等荷重以内で使うのが基本です。
- 2. 偏荷重(荷物の片寄り):重い荷を片側・端に寄せること。総重量が200kg未満でも一部に負担が集中。偏りのある載せ方を避けます。
- 3. 高積み(積み上げすぎ):腰の高さ以上に積むと重心が上がり転倒・荷崩れの危険。腰の高さ以上に積み上げないのが目安です。
- 4. 斜面・凸凹での使用:斜面・坂道・凸凹のある地面は滑走や転倒につながります。これらでの使用を避けます。
- 5. 急旋回・乱暴な操作:急に向きを変えると荷崩れや横転を招きます。急旋回せずゆっくり扱います。
これらは「当たり前」に見えて、忙しい現場ほど起こりがちです。安全な使い方は最終的に商品の取扱説明書・使用条件に従い、社内の運用ルールとあわせて確認してください。
カルティオが選ばれる理由|軽量台車のメリット
正しく使えばカルティオは非常に扱いやすい台車です。最大の魅力は軽さで、本体6.8kgは耐荷重200kgクラスで最軽量とされています。軽さは荷物を運ぶ性能ではなく「人の負担」に効きます。
- 営業車・ルートバンへの積み下ろしがラク
- 階段やフロア間の持ち運びの負担が軽い
- 体力差を問わず誰でも扱え、共用しやすい
- 空台車の取り回し(寄せる・向きを変える)が軽快
標準カルティオ(均等荷重200kg・汎用)


※平坦な屋内での標準的な運搬向け。使用条件は取扱説明書をご確認ください。
200kgで足りる?足りない?現場別の判断基準
用途別の選び方早見表
| 現場・運ぶもの | 向きやすいモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 平坦な屋内・200kg以内を均等に | 標準カルティオ | 軽くて扱いやすく汎用的 |
| ストッパーで停車を固定したい | カルティオ ストッパー付 | 停車中の動き出しを抑える |
| 重量物・200kgを超える荷 | カルティオビッグ(400kgクラス) | 余裕のある耐荷重 |
| 大きい荷・かさばる荷 | カルティオビッグ | 荷台が大きい |
| 軽い荷・小型・取り回し最優先 | weego(100kgクラス) | 小回り・コンパクト |
| 段差・坂・屋外が多い | 用途に応じ要検討 | カルティオは平坦・屋内が前提 |
あくまで一般的な目安です。実際の選定は運ぶ荷物・載せ方・現場環境・商品仕様に基づいてご判断ください。
ポイントは「最大荷重」と「載せ方の安定性」の両方を見ること。200kg以内でも偏りやすい荷・かさばる荷なら、荷台の大きいビッグのほうが安定することもあります。
カルティオ ストッパー付き(停車を固定したい現場)


※傾斜のある場所での使用可否は取扱説明書・使用条件をご確認ください。
カルティオ・カルティオビッグ・weegoの耐荷重比較

| モデル | 耐荷重クラス | 向く用途 |
|---|---|---|
| weego(カルティオミニ) | 均等荷重100kgクラス | 軽い荷・小型・取り回し重視。オフィス・店舗の小物運搬 |
| 標準カルティオ | 均等荷重200kg | 一般的な屋内運搬の汎用機 |
| カルティオビッグ | 均等荷重400kgクラス | 重量物・大きい荷。製造・倉庫の主力運搬 |
耐荷重はクラスの目安です。各モデルの正確な値・サイズは商品ページでご確認ください。
カルティオビッグ(均等荷重400kgクラス・重量物/大きい荷)


weego/カルティオミニ(均等荷重100kgクラス・軽作業/小型)


※耐荷重・サイズが用途に合うか商品ページでご確認ください。
法人導入でよくある失敗例
- 「200kg」だけで判断:偏りやすい荷で、数値以内でも不安定だった。
- 載せ方を周知しない:均等荷重の意味が共有されず、高積み・偏荷重が常態化。
- 全現場を標準で統一:重量物現場で能力不足、軽作業現場で大きすぎ、と両方で不満。
- 使用環境を考慮しない:段差・坂で平坦前提の台車を使い、扱いにくさやリスクが発生。
- ストッパー要否を検討しない:停車固定が必要な現場で後から買い直し。
防ぐコツは ①運ぶ荷物の重さ・形・載せ方 → ②現場環境(平坦/段差/坂) → ③耐荷重クラスとストッパー要否 → ④載せ方のルール周知 の順。機種選びと使い方の周知は両輪です。
課題別に見るおすすめ導線
- まず汎用で使いたい:標準カルティオ(167468 / 190479)
- 停車を確実に固定したい:カルティオ ストッパー付(190475 / 190476)
- 200kgでは足りない・大きい荷:カルティオビッグ 400kgクラス(159749 / 216708)
- 軽い荷・小型・取り回し重視:weego 100kgクラス(159715 / 159718)
運搬作業では足元の安全も大切です。重い荷を扱う現場では、つま先を守る安全靴・プロスニーカーもあわせて見直しておくと安心です。
あわせて検討したい安全靴・プロスニーカー




※規格区分(JIS/JSAA)や適合は商品ページでご確認ください。安全靴の選び方はこちら。
導入前チェックリスト
- 運ぶ荷物の最大重量は何kgか?(200kg以内か)
- 荷物は均等に載せられる形か?(偏りやすくないか)
- 高く積み上げる必要はないか?(腰の高さ以上にならないか)
- 使う場所は平坦な屋内か?(段差・坂・凸凹はないか)
- 停車を固定したい場面はあるか?(ストッパー要否)
- 200kgで足りない/大きすぎる場合、ビッグ・weegoを検討したか?
- 現場に均等荷重の意味・載せ方のルールを周知できるか?
- 必要台数・納期・予算を確認したか?(在庫は変動するため早めに)
よくある質問(FAQ)
カルティオは何kgまで載せられますか?
「均等荷重」とはどういう意味ですか?
200kgを少しだけ超えても大丈夫ですか?
過積載以外に注意することはありますか?
カルティオで足りないときはどうすればいい?
まとめ
「カルティオは200kgまで載せられる」は事実ですが、正しくは「均等荷重200kg」です。
- ・均等荷重は“平らに均等に載せたとき”の上限。載せ方が悪ければ数値以内でもリスクがある
- ・注意すべきは過積載だけでなく、偏荷重・高積み・斜面使用・急旋回も
- ・軽さ(本体6.8kg・200kgクラス最軽量)が現場で支持される理由
- ・足りないならカルティオビッグ(400kgクラス)、軽作業・小型ならweego(100kgクラス)
- ・機種選びと「載せ方のルール周知」はセットで考える
耐荷重・仕様・在庫は変動するため、最終的な選定と使用方法は各商品ページの仕様・取扱説明書・使用条件、社内の運用ルールをご確認のうえご判断ください。
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運営:株式会社トレード(グリーンクロスグループ)|本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。耐荷重・価格・在庫・仕様は変動する場合があり、最新情報は各商品ページでご確認ください。安全な使用方法・使用条件については、メーカーの取扱説明書および仕様、社内の運用ルールに従ってください。
