会社の防災用品リスト|オフィス・店舗・現場で備えたい備蓄品と選び方
公開日:2026年6月27日/約14分で読めます

防災用品というと家庭用の防災セットを思い浮かべがちですが、会社・店舗・現場で必要なものは少し異なります。職場では、従業員や来訪者の安全確保、帰宅困難、停電、断水、情報収集、夜間誘導、貴重品の保護まで考える必要があります。つまり、水・食料だけでなく、照明・電源・トイレ・収納・運搬・工具・防犯用品まで、用途別に整理して備えることが大切です。この記事では、総務・購買担当者、店舗オーナー、工場・倉庫・イベントの現場責任者に向けて、会社の防災用品を何からそろえればよいかを用途別に整理します。
会社の防災用品は、まず「3日程度の社内待機」「停電」「断水」「夜間避難」「情報収集」「貴重品保護」「備蓄品の保管」を想定してそろえます。水・食料だけでなく、懐中電灯、ヘッドライト、ポータブル電源、災害用トイレ、防水リュック、備蓄品箱、工具、警告灯、耐火バッグなどを用途別に整理すると、社内で必要な備えを確認しやすくなります。
会社の防災用品は「水・食料だけ」で考えない
発災直後は帰宅困難・停電・断水を想定する
災害時は、すぐに帰宅できるとは限りません。公共交通機関の停止、道路の混雑、停電、断水、通信障害が同時に起こると、オフィス・店舗・工場では従業員や来訪者が一時的に施設内に留まる可能性があります。東京都の帰宅困難者対策では、災害発生から72時間はむやみに移動せず安全な場所に留まる考え方や、従業員が施設内に留まれるよう3日分の水・食料等を備蓄する考え方が示されています。そのため、水・食料だけでなく、照明・電源・トイレ・誘導・収納まで含めて備えることが大切です。
備蓄の必要量や運用ルールは、地域・自治体の防災情報や会社の防災計画によって異なります。本記事は一般的な整理であり、実際の備えは自社の防災計画・自治体の条例や案内に合わせて確認してください。
まず確認したい会社の防災用品リスト
| 用途 | 必要な備え | 該当商品カテゴリ |
|---|---|---|
| 備蓄品の保管 | 防災用品をまとめて収納 | 非常災害用備蓄品箱 |
| 停電対策 | 明かり・電源の確保 | 充電式ライト、ヘッドライト、ポータブル電源 |
| 断水・トイレ対策 | トイレの確保 | 多人数用災害用トイレ |
| 持ち出し | 必要品を運ぶ | 防水リュック |
| 荷物運搬 | 水・備蓄品・工具の運搬 | 折り畳みキャリーカート |
| 応急対応 | 工具・補修・復旧 | 災害工具セット |
| 夜間誘導 | 光と音で知らせる | 警告灯、ヘッドライト、COBライト |
| 電源確保 | スマホ・機器・照明の電源 | ポータブル電源、ソーラーパネル |
| 貴重品保護 | 書類・データ・金品保護 | 耐火バッグ、ワイヤーロック |
| 拠点設営 | 屋外待機・仮設拠点 | 災害用テント |
備蓄品をまとめて管理するなら「非常災害用備蓄品箱」
防災用品は分散しすぎると、いざという時に使いにくい
防災用品が倉庫・事務所・車両・休憩所にバラバラに置かれていると、災害時に探しにくくなります。会社では「誰が見てもわかる場所」にまとめて保管することが大切です。専用の備蓄品箱を使えば、水・食料以外のライト・工具・衛生用品・簡易トイレ・毛布などを管理しやすく、定期点検・棚卸し・賞味期限管理にもつながります。TRUSCOのFB-9000は防災用機器を保管する専用収納庫で、外形W900×D420×H370mm・有効内寸W850×D385×H340mmのスチール製です。

FB-9000は中身別売のため、必要な備蓄品は別途そろえる必要があります。また本製品は防水ではありません。浸水のおそれが少なく、落下物の影響を受けにくい場所への設置を検討してください。
停電対策にはライトと非常用電源を分けて備える
全員が使える懐中電灯・ヘッドライトを用意する
停電時、スマートフォンのライトだけに頼るのは不安です。懐中電灯は共用向け、ヘッドライトは両手を使う作業・避難誘導・設備確認に向きます。COBカラビナライトは携帯性が高く、手元作業や一時照明に便利です。充電式は電池交換の手間を減らせますが、日頃からの充電管理が必要です。


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楽天市場で見る →停電が長引く場合はポータブル電源も検討する
スマホ・無線機・照明・タブレット・簡易事務機器などの充電ニーズには、ポータブル電源が役立ちます。容量・出力・防水/防塵・バッテリー方式・充電方法を確認して選びましょう。ソーラーパネルは、長期停電や屋外拠点での補助電源として検討できます。

使用する機器の消費電力を必ず確認してください。容量・出力によって使える機器は異なります。重要設備や医療機器への使用は、必ず製品仕様と安全条件を確認し、メーカーが想定する範囲でご利用ください。防水・防塵タイプでも、水没や高温保管は避けてください。
断水・トイレ対策は人数分で考える
断水・停電・排水トラブルが起きると、トイレが使えなくなる場合があります。会社では、従業員数・来訪者数・滞在時間を踏まえて必要数を考えます。簡易トイレは、衛生用品・消臭袋・使用済み汚物袋の保管場所までセットで準備しておくと運用しやすくなります。
ライフライン停止時にトイレが使用できなくなるおそれがあります。必要回数・数量は従業員数や滞在想定に応じて見積もり、保管場所と廃棄ルールもあわせて確認してください。
持ち出し・避難には防水リュックとキャリーカートを用意する
防水リュックは個人用・部署用の持ち出し袋に向く
非常時の持ち出し袋は、水濡れ・雨天・屋外避難を想定して選びます。防水リュックは軽量・コンパクトで、サブバッグ用途にも向きます。20Lクラスは個人備品・部署備品として検討しやすいサイズです。

水・備蓄品・工具の移動にはキャリーカートが便利
水や備蓄品は重く、手持ちでの移動が大変です。階段・段差・屋外移動を想定し、倉庫から避難場所、店舗から一時待機場所、イベント本部から現場などの移動に使えるキャリーカートがあると便利です。蓋付き・座れるタイプは、待機時の簡易スペースづくりにも役立ちます。
災害時の初動対応には工具・テント・移動手段も確認する
設備確認や応急復旧には災害工具セットを備える
発災後は、棚・扉・設備・車両・什器の確認や応急対応で工具が必要になる場合があります。工具が普段の作業場にしかないと、災害時に取り出せない可能性があります。防災用としてまとめておくと、担当者以外でも使いやすくなります。
屋外待機や仮設拠点には災害用テントを検討する
屋外での一時待機、物資配布、受付、仮設拠点づくりには、災害用テントが役立ちます。設置スペースや組立に必要な人数も確認しておきましょう。
災害時の移動・巡回にはノーパンク自転車も選択肢になる
車が使えない、道路が混雑する、近距離の巡回が必要——といった場面では、空気管理の手間を減らしやすいノーパンク自転車も選択肢です。工場敷地・倉庫・施設・事業所の災害対応や巡回に向きます。

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ライトには役割の違いがあります。懐中電灯は「照らす」ため、警告灯は周囲に存在や危険を「知らせる」ためのものです。前章で紹介したヘッドライト(HL23)やCOBカラビナライトとあわせて、知らせる用途の警告灯を備えておくと、夜間の誘導や巡回、駐車場対応、防犯にも役立ちます。

防災とあわせて考えたい防犯・貴重品保護
重要書類や貴重品には耐火バッグを検討する
災害時は、通帳・契約書・印鑑・USB・社内の重要書類などの保護も課題になります。金庫を置くスペースがない店舗や小規模事業所では、耐火バッグも選択肢の一つです。

耐火・防火・耐熱の性能は製品仕様によって異なり、内容物の完全な保護を保証するものではありません。保管する書類やデータの重要度に応じて、保管場所の分散やデータの控えなど、複数の対策とあわせて検討してください。
災害時・屋外保管時の盗難防止にはワイヤーロックも使える
自転車・ヘルメット・工具箱・スーツケース・屋外備品などの簡易ロックとして、ワイヤーロックが使えます。災害時やイベント時は荷物の一時保管が発生しやすいため、防犯対策の一つとして用意しておくと安心です。
会社・店舗・現場別の防災用品チェックリスト
オフィス向けチェックリスト
- 備蓄品箱/水・食料/簡易トイレ
- 懐中電灯/ヘッドライト/ポータブル電源
- 耐火バッグ/防水リュック/災害工具セット
店舗向けチェックリスト
- 停電時の照明/キャリーカート/簡易トイレ
- 耐火バッグ/防水リュック/防犯ロック/警告灯
工場・倉庫向けチェックリスト
- ヘッドライト/警告灯/災害工具セット/備蓄品箱
- ポータブル電源/ソーラーパネル/災害用トイレ/ノーパンク自転車
イベント・屋外現場向けチェックリスト
- 警告灯/ヘッドライト/カラビナライト
- 防水リュック/キャリーカート/ポータブル電源/災害用テント/ソーラーパネル
防犯・防災用品をカテゴリ別に確認する
用途がはっきりしている場合は、カテゴリ一覧から探すと早く見つかります。ライトやポータブル電源、リュックなどは楽天の防犯・防災用品一覧、備蓄品箱・トイレ・工具・テントなどはトラスコ中山の災害アイテム一覧から確認できます。
まとめ|会社の防災用品は用途別にそろえると管理しやすい
会社の防災用品は、用途別に整理すると過不足を確認しやすくなります。備蓄品箱でまとめて管理し、停電にはライトとポータブル電源、断水には災害用トイレ、持ち出しには防水リュック、運搬にはキャリーカート、初動対応には工具セット、夜間誘導には警告灯、防犯には耐火バッグやワイヤーロック——と対応づけて備えましょう。性能や必要量は商品仕様・地域の防災情報・会社の防災計画に合わせて確認することが大切です。
会社の防災用品をカテゴリ別にそろえる
よくある質問(FAQ)
Q1. 会社の防災用品は何日分を用意すればよいですか?
一般的には、災害発生後すぐに帰宅できない状況を想定し、従業員が社内で一定期間待機できる備えを検討します。東京都の資料では、3日分の水・食料等の備蓄や、1人あたり水9リットル・主食9食・毛布1枚などの目安が示されています。必要量やルールは地域・自治体の防災情報や会社の防災計画によって異なるため、あわせて確認しましょう。
Q2. 防災用品はどこに保管すればよいですか?
誰でも取り出しやすく、浸水や落下物の影響を受けにくい場所にまとめて保管するのが基本です。備蓄品箱や収納庫を使い、設置場所・担当者・点検日を決めておくと管理しやすくなります。
Q3. 会社の停電対策では何を用意すべきですか?
懐中電灯、ヘッドライト、充電式ライト、予備電源、ポータブル電源などを用途別に用意します。共用で使うライト、設備確認用のヘッドライト、スマホや小型機器を充電するポータブル電源を分けて考えると選びやすくなります。
Q4. 防水リュックは会社の防災用品として必要ですか?
必須ではありませんが、非常時の持ち出し袋として役立ちます。雨天や屋外移動を想定する店舗、現場、車両、イベント用途では、防水リュックやコンパクトリュックを部署単位で用意する方法があります。
Q5. 防災用品と防犯用品は一緒に考えるべきですか?
一緒に検討すると管理しやすくなります。災害時は停電や混乱により、貴重品・工具・車両・備品の管理が難しくなる場合があります。耐火バッグ、ワイヤーロック、警告灯などは、防災だけでなく防犯対策の一つとしても検討できます。
Q6. ポータブル電源は会社の防災備蓄に向いていますか?
スマートフォン、照明、小型機器などの充電対策として役立つ場合があります。ただし、使用できる機器は容量や出力によって異なります。重要設備や医療機器に使用する場合は、必ず製品仕様と安全条件を確認してください。













