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グリースルブリケーターの選び方|手動式・エア式・電動式と容量・ホース長さの確認ポイント

公開日:2026年7月9日/約15分で読めます

この記事の要点(先に結論)

グリースルブリケーターは、給脂作業の量・グリース缶の容量・エア源や電源の有無・給脂箇所までの距離で選ぶのが基本です。

購入前には、適合グリースちょう度、吐出圧力、吐出量、ホース長さ、付属ガン、交換部品、使用場所を確認することが重要です。高圧でグリースを扱うため、取扱説明書と安全な作業手順に従ってください。

グリースルブリケーターを現場別に選ぶイメージ
手動式・エア式・電動式・高圧ホースを、ルブリケーター一覧で確認する

グリースルブリケーターは「作業量」と「動力源」で選ぶ

少量・現場持ち出しなら手動式

電源やエア源がない現場、少量〜中量の給脂には、手動式ハンドルブリケーターが候補です。シンプルで持ち出しやすい一方、作業量が多いと負担が大きくなります。

コンプレッサーがあるならエア式

工場や整備場にコンプレッサーがある場合は、エア式ルブリケーターで手動より効率よく給脂できる場合があります。エア源の確保が前提です。

エア源がない工場では電動式

圧縮エアを使えない屋内設備で効率よく給脂したい場合は、電動式グリースルブリケーターが候補です。電源・電動部の管理が必要です。

ペール缶・16kg缶を使うなら容量対応を確認

16kg缶・20L缶・ペール缶をそのまま使いたい場合は、缶ごとセットできる容量対応を確認します。

給脂箇所が遠い場合はホース長さも重要

奥まった給脂箇所や大型機械では、標準ホースで届くか、4m・5mの長尺ホースが必要かを確認します。

⚠️ 高圧グリース取扱いの安全について

グリースルブリケーターは高い圧力でグリースを圧送します。取扱説明書を順守し、保護具の着用、作業前後の圧力抜き、ホース・ガン・接続部の損傷確認を行ってください。高圧のグリースを人体・皮膚に向けないこと(高圧噴射は重篤な傷害につながる恐れがあります)。異常や損傷がある場合は使用を中止し、現場・会社の安全ルールに従ってください。

手動式・エア式・電動式ルブリケーターの違い

手動式・エア式・電動式ルブリケーターの比較イメージ

数値はメーカー公表値です。最終的な仕様は各商品ページでご確認ください。

手動式ハンドルブリケーター|電源・エア源がない現場向け

電源やエア源がない現場、農機・建機・設備まわりの給脂に向きます。FTK-8は8L、FTK-70は20L/16kg缶対応のため、使用量と持ち運びやすさで選びましょう。

TRUSCO ハンドルブリケーター 8L FTK8

TRUSCO ハンドルブリケーター 8L FTK8

8L・適応ちょう度#0〜#2・ホース1.8m・最大吐出圧9.8MPa・4cc/ストローク(メーカー公表値・要確認)

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TRUSCO ハンドルブリケーター 20L FTK70

TRUSCO ハンドルブリケーター 20L FTK70

20L/16kg缶対応・最大吐出圧24.5MPa・4cc/ストローク(メーカー公表値・要確認)

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TRUSCO ハンドルブリケーター 20L FTK-70(別ページ)

TRUSCO ハンドルブリケーター 20L FTK-70(別ページ)

上のFTK70と同じ20Lタイプを指す別の商品ページです。購入前に仕様・在庫・価格を見比べてください(同一商品の可能性あり)

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エア式ルブリケーター|コンプレッサー設備がある工場・整備場向け

コンプレッサーがある場合は、エア式で効率よく給脂できる場合があります。SKRシリーズはエアパワードポンプやフォロープレートを備え、ペール缶単位の給脂に向きます。

TRUSCO エアールブリケーター FTR65G

TRUSCO エアールブリケーター FTR65G

20L/16kg缶対応・ホース3m・吐出圧17.64〜39.69MPa・使用空気圧0.39〜0.88MPa・グリス300cc/min・油1800cc/min・適合ちょう度#1(メーカー公表値・要確認)

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ヤマダ ポータブル・ルブリケーター SKR66

ヤマダ ポータブル・ルブリケーター SKR66

標準タイプ。作動空気圧0.2〜0.7MPa・吐出量320cc/min・最大吐出圧40MPa・適合ちょう度#00〜#1・使用可グリスNLGI No.1以下(メーカー公表値・要確認)

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ヤマダ ポータブル・ルブリケーター SKR110A50

ヤマダ ポータブル・ルブリケーター SKR110A50

16〜18kgペール/角缶収納タイプ。高圧グリースガン・耐油ホース2.5m・チェックバルブ・フォロープレート・エアレギュレーター付属(メーカー公表値・要確認)

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電動式グリースルブリケーター|エア源がない工場内に

圧縮エアを使えない場所で工作機械・設備にグリース給油したい場合の候補です。電源・電動部の管理を前提にします。

ヤマダ 電動式グリースルブリケータ EPL100

ヤマダ 電動式グリースルブリケータ EPL100

エア源がない場所で工作機械などへのグリース給油をしやすくする電動式。仕様はメーカー仕様を確認

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方式向いている現場メリット注意点商品導線
手動式電源・エア源がない現場シンプルで使いやすい作業量が多いと負担が大きいFTK8、FTK70
エア式コンプレッサーがある工場・整備場給脂作業を効率化しやすいエア源が必要FTR65G、SKR66、SKR110A50
電動式エア源がない屋内設備エアなしで効率化しやすい電源・電動部の管理が必要EPL100
ホース延長大型機械・奥まった給脂箇所作業範囲を広げやすい適合機種の確認が必要FTK011、4m/5mホース
コンプレッサーがある整備場向けのエア式ルブリケーターを確認する

容量で選ぶ|8L・20L・16kg缶の違い

8L・20L・16kg缶の容量イメージ

8Lタイプは持ち運びや小規模給脂に向く

少量給脂や現場持ち出し、農機・小型設備には8Lが扱いやすい選択肢です。

20L/16kg缶対応は給脂量が多い現場向け

建機・車両整備、設備保全、複数台の給脂には20L/16kg缶対応が向きます。

ペール缶をそのまま使えるか確認する

16〜18kgのペール缶をそのままセットして使いたい場合は、缶収納タイプかを確認します。

グリース使用量と交換頻度から選ぶ

1回あたりの給脂量と交換頻度を踏まえ、容量と缶対応を選びます。

容量タイプ向いている現場商品例
8L少量給脂、現場持ち出し、農機・小型設備TRUSCO FTK8
20L/16kg缶建機・車両整備、設備保全、複数台の給脂TRUSCO FTK70、FTR65G
16〜18kg缶収納ペール缶単位でのグリース運用ヤマダ SKR110A50
キャビネット/ポータブル型工場・整備場での標準運用ヤマダ SKR66、SKR110A50

グリースちょう度・吐出圧力・吐出量の見方

グリースちょう度は#0〜#2などを確認する

機器ごとに対応できるグリースの硬さ(ちょう度)が異なります。使用するグリースのちょう度と機器の対応範囲を確認します。

硬いグリースほど対応可否を確認する

硬めのグリースは吐出しにくくなる場合があります。対応範囲外のグリースは吐出不良や故障の原因になることがあります。

吐出圧力は奥まった給脂箇所や抵抗に関係する

給脂箇所の抵抗や距離に対して、必要な吐出圧力があるかを確認します。

吐出量は作業スピードに影響する

吐出量(cc/min や cc/ストローク)は作業スピードに関わります。給脂量が多い現場では吐出量も確認します。

機器・グリース・気温で実際の給脂感は変わる

同じ機器でも、グリースの種類や気温で吐出しやすさは変わります。実際の使用条件で確認しましょう。

確認項目見るポイント参考(メーカー公表値・要確認)
ちょう度#0〜#2など対応範囲FTK8/70=#0〜#2/SKR66=#00〜#1/FTR65G=#1
吐出圧力給脂箇所の抵抗・距離に対応FTK8=最大9.8MPa/FTK70=最大24.5MPa/SKR66=最大40MPa/FTR65G=17.64〜39.69MPa
吐出量作業スピードに影響SKR66=320cc/min/FTR65G=グリス300cc/min・油1800cc/min/FTK=4cc/ストローク
使用空気圧エア式で必要SKR66=0.2〜0.7MPa/FTR65G=0.39〜0.88MPa

⚠️ ご確認ください

適合グリースちょう度・吐出圧力・吐出量・適合機種・ホースのねじ径などは、必ず各商品ページとメーカー公式情報で確認してください。スペックや付属品・価格は変わる場合があります。対応範囲外のグリースや適合しないホース・機種の組み合わせは、吐出不良・漏れ・故障・事故の原因になることがあります。

高圧ホースは標準長で足りるか確認する

高圧グリースホースの取り回しイメージ

標準1.8mホースで届く作業

近い給脂箇所や小型機械では、標準の1.8mホースで届くことが多いです。

4m・5mホースが必要になる現場

奥まった給脂箇所や大型機械では、標準ホースで届かず4m・5mの長尺ホースが必要になる場合があります。

大型機械・建機・車両整備では取り回しを確認

大型機械・建機・車両整備では、給脂箇所までの距離とホースの取り回しを事前に確認します。

適合機種と両端ねじ径を確認する

ホースは適合機種と両端ねじ径の確認が必要です。FTK011は1.8m標準・両端ねじ径PT1/4とされています(要確認)。

TRUSCO FTK-8・70共用 標準高圧ホース 1.8m FTK011

TRUSCO FTK-8・70共用 標準高圧ホース 1.8m FTK011

FTK-70/FTK-8適合の1.8m標準高圧ホース・両端ねじ径PT1/4(メーカー公表値・要確認)

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TRUSCO FTK-70用 4m高圧ホース FTK704MHOSE

TRUSCO FTK-70用 4m高圧ホース FTK704MHOSE

FTK-70用の4m高圧ホース。適合機種はメーカー仕様を確認

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TRUSCO FTK-70用 5m高圧ホース FTK705MHOSE

TRUSCO FTK-70用 5m高圧ホース FTK705MHOSE

FTK-70用の5m高圧ホース。適合機種はメーカー仕様を確認

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ホース長さ向いている用途商品導線
1.8m(標準)FTK8/70の交換・近い給脂箇所FTK011
4m少し離れた給脂箇所FTK704MHOSE
5m大型機械・車両まわりFTK705MHOSE
給脂箇所まで届かない場合は、4m・5mの高圧ホースを確認する

現場別・グリースルブリケーターの選び方

建機・設備へグリース給油する現場イメージ
現場向いている方式おすすめ商品
工場設備・製造ラインの保全エア式/電動式ヤマダ SKR66、EPL100、TRUSCO FTR65G
建機・重機・フォークリフトの整備大容量+長尺ホースTRUSCO FTK70、ヤマダ SKR110A50、4m/5mホース
農機・屋外設備のメンテナンス手動式TRUSCO FTK8、FTK70、標準高圧ホース
自動車・トラック整備工場エア式TRUSCO FTR65G、ヤマダ SKR66、SKR110A50
エア源がない工場・設備まわり電動式/手動式ヤマダ EPL100、TRUSCO FTK8、FTK70
SKR66 を見るEPL100 を見るFTK70 を見るSKR110A50 を見る

商品別・おすすめ用途まとめ

商品タイプ容量・特徴向いている用途
ヤマダ SKR66エア式ポータブル標準タイプ工場・整備場の定期給脂
ヤマダ SKR110A50エア式ポータブル16〜18kg缶収納・ホース2.5mペール缶単位での給脂
ヤマダ EPL100電動式エア源がない場所向け工場設備・工作機械まわり
TRUSCO FTR65Gエア式20L/16kg缶対応・ホース3mコンプレッサーがある整備場
TRUSCO FTK8手動式8L小規模給脂・持ち出し
TRUSCO FTK70手動式20L/16kg缶対応建機・車両・設備保全
FTK011高圧ホース1.8m標準・PT1/4FTK8/70の交換・標準用途
FTK704MHOSE高圧ホース4m少し離れた給脂箇所
FTK705MHOSE高圧ホース5m大型機械・車両まわり

グリースルブリケーター選びでよくある失敗

失敗対策
グリースのちょう度を確認せずに選ぶ使用グリースのちょう度と機器の対応範囲を確認
電源・エア源の有無を確認していない現場の動力源に合う方式を選ぶ
手動式で大量給脂を行い作業負担が大きくなる作業量が多いならエア式/電動式を検討
ホース長さが足りず給脂箇所に届かない距離を測り、必要なら4m/5mホース
ペール缶・16kg缶に対応していると思い込む缶容量の対応を確認
吐出圧力だけを見て吐出量・スピードを見ていない吐出量も確認
給脂箇所の数や頻度を把握せずに選ぶ給脂箇所数・頻度から容量を決める
ホース・ガン・カプラなど交換部品の確認を忘れる交換部品・付属品を確認
グリースの種類を混ぜて管理してしまう種類ごとに管理・記録
給脂量・給脂周期の記録を残していない給脂記録を残す

法人向けチェックリスト

法人担当者が潤滑管理備品を確認するイメージ
チェック項目確認内容
給脂対象機械、建機、車両、農機、設備ラインなど
給脂頻度毎日、週次、月次、定期点検時など
作業量給脂箇所の数、1回あたりの給脂量
動力源手動、エア式、電動式のどれが合うか
グリース容量8L、20L、16kg缶、ペール缶対応
グリースちょう度#0、#1、#2など対応範囲
吐出圧力給脂箇所の抵抗や距離に合うか
吐出量作業スピードに合うか
ホース長さ標準、3m、4m、5mで足りるか
付属品グリースガン、ホース、レギュレーター、フォロープレート
交換部品ホース、ガン、カプラ、シール類
保管管理グリースの種類、缶の保管、汚れ防止、点検記録

よくある質問

Q. ルブリケーターとは何に使う工具ですか?

機械・車両・建機・農機などの給脂箇所にグリースを送り込むための給油機です。グリースガンよりも容量が大きく、定期的な設備保全や複数台への給脂作業に向いています。

Q. ハンドルブリケーターとエアールブリケーターの違いは何ですか?

ハンドルブリケーターは手動でグリースを圧送します。エアールブリケーターはコンプレッサーの圧縮エアで給脂するタイプで、作業量が多い工場や整備場で効率化しやすい場合があります。

Q. 8Lと20Lはどちらを選べばよいですか?

持ち運びや少量給脂を重視するなら8L、建機・車両・設備保全などで給脂量が多い場合は20Lタイプが候補になります。給脂箇所の数、頻度、グリース使用量で選びましょう。

Q. エア式と電動式はどちらが良いですか?

コンプレッサーがある現場ではエア式が候補になります。エア源がない場所で効率よく給脂したい場合は電動式も選択肢です。電源・エア設備・使用場所を確認して選びます。

Q. グリースちょう度はなぜ確認が必要ですか?

機器ごとに対応できるグリースの硬さが異なります。対応外のグリースを使うと吐出不良や故障の原因になる可能性があるため、使用するグリースのちょう度と機器の対応範囲を確認しましょう。

Q. 標準ホースで届かない場合はどうすればよいですか?

適合機種を確認したうえで、4mや5mなどの高圧ホースを検討します。大型機械・建機・車両整備では、給脂箇所までの距離やホースの取り回しを事前に確認しましょう。

Q. ルブリケーターはどんな現場で使われますか?

工場設備の保全、建設機械の整備、フォークリフト・トラックの整備、農機のメンテナンス、製造ラインの定期給脂などで使われます。

Q. 法人で導入するときは何を一緒に確認すべきですか?

本体だけでなく、ホース、グリースガン、カプラ、交換部品、使用するグリースの種類、給脂記録、保管場所、点検周期まで確認すると運用しやすくなります。

ルブリケーター・手作業工具をまとめて確認

グリースルブリケーターは、「給脂作業の量」「動力源(手動/エア/電動)」「グリース缶の容量」「適合ちょう度・吐出圧力・吐出量」「給脂箇所までのホース長さ」から選ぶのがポイントです。高圧でグリースを扱うため、取扱説明書・保護具・圧力抜き・損傷確認など安全な作業手順に従いましょう。手動式・エア式・電動式・高圧ホースを見比べたい場合は、ルブリケーター一覧・手作業工具一覧もあわせてご確認ください。

ルブリケーター一覧はこちら(手動式・エア式・電動式・高圧ホース)
手作業工具一覧はこちら(設備保全・整備の工具をまとめて確認)